「ビジネス 革靴 おすすめ」こんな感じで検索したら色んな靴が出てきて、グッドイヤー製法だとかマッケイ製法だとかストレートチップやUチップなどといった専門用語から教えてくれるサイトが多いと思います。靴に興味がある人にはとても勉強になるのですが、単純に仕事に履いていく靴はどんなものが適しているのかが知りたい人にとってはどうでもいい話です。
今回はそんな方のために取りあえずこれだけ買っとけ的なものを下に書いておきますのでお店に言ったら呪文のように店員さんに伝えてください。
これ以外の靴はあり得ない!
ビジネスはもちろん結婚式や葬儀などの冠婚葬祭にも使えるキング・オブ・シューズです。
黒の
ストレートチップで
内羽根のもの
今回は余計なウンチクは語りません。もうこれを1番に買ってください。持っていない人は今すぐ買ってください!そんな靴です。なんだったら2足目も3足目もこれでいいです。
ただ言葉にしただけではわかりづらいと思いますので解説します。
色
どんな場面でも使える色、それは「黒」です。ほかはあり得ません。
ストレートチップとは
下の画像のようにつま先に一直線のラインが入っているデザインのものをいいます。
内羽根って!?
まずは画像を見てください。


紐を通す穴が開いた部分を羽根というのですが、この部分がアッパー部分(履きジワが入っているところ)とくっついていて、紐を締めると隙間が無くなるものが内羽根です。(上の画像)
一方で羽根の部分が両サイドからきていて紐を締めても完全に閉じないものが外羽根です。(下の画像)
内羽根の方がフォーマル度が高く、外羽根はカジュアル寄りということになっています。
そのほかに気を付けたいこと
基本的には「黒のストレートチップで内羽根のもの」であれば問題はありませんが、選ぶ上で気にして欲しいことがありますのでもう少しお付き合いください。
靴底は革?それともラバー?
靴底の部分ですが、多くのウェブサイトで「レザーソールの方がスタンダードかつフォーマルで見た目もカッコいい」と書いてあると思います。私もそれに対して異論はありません。
しかし、メインが仕事用でたまに冠婚葬祭で履くとなったら話は別です。実用性も重視しなくてはなりません。
レザーソールの最大のデメリット……それは滑りやすいことです。
特に雨の日は最悪です。駅の構内や階段でも滑りますし、自動車のペダルを踏むときにも滑ります。どちらも命に関わることですから一足目ならラバーを選びます。その後、買い足していく際に普段用はレザーソール、雨の日用はラバーソールなんて使い分けをするといいと思います。
価格帯は?
これは意見が真っ二つだと思うんですよね。
・安いものを履き潰す派
・そこそこのものを修理しながら長く使う派
個人的にはそこそこのものを修理しながら長く使う方をオススメします。
その際の予算として30,000円は出して欲しいなと思います。理由は下記の通りです。
低価格帯のものは合皮製品がほとんど
合皮がダメとは言っていません。雨の日なんかはむしろ合皮の方が優れているでしょう。ですが、本革の靴と比べるとチープな感じがしてしまうのは否めません。
履き心地
ほとんどの靴が自分の足に馴染むまでに時間が必要です。修理しながら履くと言ってもほとんど靴底の部分なので馴染んだ履き心地はそのままです。一方で短いサイクルで買いなおしていくと馴染んでいない状態の靴を履いている時間が多くなります。それってストレスじゃないですか?
大切にするようになる
履き潰す派の人は履き潰すのが前提なので大切にしない人が多いです。一方で修理しながら長く使う派の人は使えるならいつまでも使おうと思っているので大切に扱います。つまり、前者の靴は汚く後者の靴は綺麗です。しかもそれは靴だけではなく他の部分にも表れています。まぁ性格なのかもしれませんが。

・黒い内羽根のストレートチップ
・値段は30,000円以上を目安に本革のもの
試し履きの際は必ず両足、そしてその辺を歩いてみてください。あと、よく見かける光景ですがつま先の部分を持つのはご法度なのでやめてくださいね。
