なんかこの靴、紐がほどけやすいんだよね。
簡単に対処できる方法があるから試してみてよ。
みなさんこんにちは。ビジネスの場では紐付きの革靴を履いている方がほとんどだと思いますのでこういったケースがたまにあると思います。気づかずそのままにしているとだらしない印象を与えてしまったり、エスカレーターに挟まって危険だったりと良いことは何ひとつありません。
私は外勤なので歩くことが多く、靴紐がほどけてしまうことが多々ありました。長年悩んでいましたが、これからご紹介する2つの方法、そのどちらかをすることによってその悩みは無くなりました。
目次
結び方を変える
普通の方はおそらく蝶結びをしていると思います。もしほどけやすい場合は結び方を変えてみると解決するかもしれません。
いろいろな結び方があるのですが自分が試した中で一番簡単でほどけなかったものをご紹介します。何種類も紹介すると迷われると思いますのでこれ1つだけ覚えていただいたらOKです。
その結び方の名称は「ベルルッティ結び」です。
靴好きの方ならご存知だと思いますがフランスの高級紳士靴ブランド「Berluti（ベルルッティ）」の靴に用いられていることからこの名で呼ばれています。ほどけにくく見た目もエレガントなので是非マスターしてください。
ベルルッティ結びのやり方
ベースは蝶結びです。文字にするのは大変難しいので動画でご覧ください。
※キーワードは「二度繰り返すこと」ですので、その部分に注目してみてください。
いかがでしたか？結んだ後のバランスを取るのに少し慣れが必要ですが、結び方自体は非常に覚えやすいと思います。難点としては普通の蝶結びよりも紐の長さが必要なことです。現状紐が短めの場合は少し器用さが求められると思います。
紐を変える
もう1つの方法は紐を交換することです。通常、靴を購入したときに付属している紐をそのまま使うと思います。多くの場合「ガス紐」と呼ばれる表面がすべすべした紐が使われています。この紐で問題ない場合はそのまま使用していただければいいのですが、ほどけやすい場合は別のものに交換してみると解決するでしょう。
ロウ引き(蝋引き)という選択
靴好きの方なら「ロウ引きも滑りが良くてほどけやすいだろ」と思うでしょう。確かにその通りでロウ引きはワックスを染み込ませたものなので滑りはいいです。
しかし、そんなロウ引きの常識を覆す靴紐があるので是非紹介させてください。
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)という商品なのですが、まったくと言っていいほどほどけません。染み込んでいるロウの量が多く、少しねっとりしていて締めるとキュッと軋むような質感です。この紐を初めて使ったときに“ほどけにくさ”と“結びやすさ”はトレードオフの関係なんだなと実感しました。それをメリットととるかデメリットととるかは使う方次第ですが、私は「ほどけにくさ」の方を重視しているので紐を買う時は紗乃織靴紐を購入しています。以下、紗乃織靴紐についてまとめてみました。
・カラーはブラックとダークブラウン
・長さは60~120cm(10cmきざみ)
・丸紐だけでなく平紐もある
・アグレット(先端の補強部分)が金属製
・ロウ加工で耐久性に優れている
・価格が少し高めで1,400円ほどする
紗乃織靴紐 蝋平
金属製のアグレット色と長さについては説明は不要だと思います。
紐の形状ですが、ほとんどの靴に丸紐が装着されています。ですが私は平紐のドレッシーな雰囲気が好きでストレートチップの靴には平紐を合わせることもあります。
アグレットは通常ですと透明のプラ製なので衝撃や劣化で割れてしまうことが多々あります。一方、紗乃織靴紐は金属製でガッチリ留まっていますのでそういったことはありません。
ロウ引きされているので摩擦に強く、毛羽立ちが抑えられるため長く使えます。またロウのツヤで見た目も美しいというのもポイントです。
最後に1,400円という価格ですが値段だけ見ると高いと感じるのが普通の感覚だと思います。ですが、上記のことを考慮すると決して高い買い物ではないと思います。
靴は割と目がいくアイテムなのですが、傷んだ靴紐のまま穿いていては靴がかわいそうなのでこれを機に取り換えてみてはいかがでしょうか？
まとめ
平紐(左)と丸紐(右)の比較靴紐がほどけることに対して不満がある方に解消方法を2点ご紹介しました。
最初にベルルッティ結びを試していただいて、合わないなと感じたら紐を変えてみるという流れがお財布には優しいと思います。もちろんいきなり紐を変えてみるというのも良いと思います。(傷んでいる方はぜひ変えてください。) 紗乃織靴紐でなくても平紐にかえてベルルッティ結びなんてのも見た目がエレガントでオススメです。
この記事をきっかけに靴紐にも目を向けていただける方が増えると嬉しいです。
