先日、「まず最初に買うべきスーツはこれだ!」ということでスーツについての記事を書きました。今回はシャツについて取り上げたいと思います。
目次
これを買えば間違いなし!
売り場に行けば様々な商品が陳列されています。色・柄・襟型、これらを組み合わせるとものすごい量です。そんな中から選ぶのは結構大変なものです。好きな人は楽しいと思いますが、そうでもない人もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方のために「いかなるTPPO」でも対応可能でコーディネートもしやすいシャツを提案したいと思います。
※TPPO:「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場合)」という3点にもう1つのP「Person(相手)」を加えたもの。
色柄について
①ホワイトの無地
②サックスブルーの無地
私がオススメする色柄はこの2点になります。スーツの定番であるネイビー・グレー、このどちらにでも合わせることができるのが最大の理由です。
ホワイト無地
まずは王道中の王道、ホワイト無地ですね。もはや説明不要、お持ちでない方はいないと思います。
サックスブルー無地
続いてはサックスブルーの無地。ちょっとかっこよく言いましたが水色です。厳密には少し灰色がかったくすんだ青のことをさすようですが、淡い水色くらいの認識でいいと思います。できるだけ薄い方が使い勝手がよく、ホワイトと同じ感覚で合わせられます。
個人的にはこちらの方が合わせやすいと思っています。
襟型について
①レギュラーカラー
②ワイドカラー
③ホリゾンタルカラー
色柄が決まったら、次は襟型ですね。体型や顔立ち、ジャケットのラペル(襟)の幅との相性もあるので3種類ご紹介します。
レギュラーカラー
襟の開きが75~90度、名称の通り一般的なタイプでどんなジャケットにも合わせやすいです。体格がいい方との相性はイマイチかもしれません。
ワイドカラー
襟の開きが100~140度くらい、レギュラーカラーと並んで一般的なタイプになります。
守備範囲が広くどなたでも似合うのではないかと思います。
ホリゾンタルカラー
襟の開きが180度前後、ノータイでも襟がきれいに開くのが特徴です。
レギュラーカラーとは逆に細身の方との相性が良くないと思います。
※サムネイルのシャツはホリゾンタルカラーです。
生地について
①ブロードクロス(ポプリン)
②ロイヤルオックスフォード
ブロードクロス
定番中の定番、目の詰まった平織り生地で柔らかで光沢があるのが特徴。名称を聞いてわからなくても、ワイシャツと聞いて想像する生地はおそらくこれです。英国ではポプリンと呼ばれます。
ロイヤルオックスフォード
織りが菱形なのが特徴、こちらも柔らかく光沢がある生地です。ブロードと比べると通気性が良く、春・夏にはこちらの方が向いているでしょう。ですが、ドレッシーさはブロードに軍配が上がります。
ポケットの有無について
左胸にあるポケットについてです。正統派のシャツにはポケットなんて無い!というのをネットでよく見かけます。私自身はポケット無しを愛用しておりますが、ポケット有りのシャツがダメとは全く思っておりません。
ただ、パンパンにものを入れたりペン先をしまい忘れて付いたインク染みなんかがあったりすると不格好だなとは思います。ついついやってしまう方は思い切ってポケット無しを選択するのもいいかもしれません。
まとめ
上記の色柄×襟型×生地であればどれも問題なくビジネスで着ることができます。その中でもリーマンズスタイルが特にオススメするシャツはこの2点になります。
お持ちでない方はぜひ取り入れてみてください。
①ホワイト無地×ワイドカラー×ブロードクロス
②サックスブルー無地×ワイドカラー×ブロードクロス
※ポケットはお好みですが、無い方がエレガントです。

おまけ:ボタンダウンシャツについて
「ボタンダウンのシャツが入ってないじゃないか!」という声が聞こえてきそうなので触れておきます。
前提として「いかなるTPPO」でも対応可能でコーディネートもしやすいシャツというものがありました。これを踏まえると「ボタンダウンシャツ」は除外ということになります。
カジュアル寄りのアイテムなのでジャケパンスタイルとの相性は良いのですが、スーツとの相性はイマイチだと思います。特にスリーピーススーツとは合わないことが多いです。
また、かしこまった場面や身を置く業界によってはNGなことがあるというもの除外理由の1つです。
若干話がそれますが、たまに冠婚葬祭で着ている方を見かけます。面と向かって注意されることは無いと思いますが、完全にNGなのでボタンダウンは着ない方がいいです。
※冠婚葬祭の際は白のブロードで襟型はレギュラーかワイドが望ましいです。