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仕事用グッズ紹介:Vol.4【モンブラン 万年筆】

仕事用グッズ紹介の第四弾はモンブランの万年筆です。
私が使用しているのはマイスターシュテュックのゴールド、モンブランの定番のシリーズのものです。

「今の時代に万年筆?」と思われるでしょうが、今の時代だからこそ万年筆です。
ここぞというときにはやはり手書き、特に自分より年上の方には効果ありですよ。
そしてボールペンよりも万年筆で書いた方が文字に趣や温かさのようなものを感じます。

こういった感覚は失われつつあるのかもしれませんが大切にしたいと私は思っています。
今回は私の万年筆を紹介しつつ、選び方についても少し触れたいと思います。

目次

マイスターシュテュックのラインナップ

小さい順にモーツァルト(約119mm)、クラシック(約153mm)、ル・グラン(約156mm)、149(約168mm)。
カラーはゴールド、レッドゴールド、プラチナの3色。3色揃っているのはクラシックとル・グランの2モデルで、モーツァルトはプラチナ、149はゴールドしかなかったと記憶しています。
※( )内の数値はキャップを後ろにはめた筆記時のサイズです。

私が使用しているのはゴールドカラーのクラシックです。
ボールペンの回でも少し触れましたが、年を取るとゴールドがよく見えてくるのでゴールドがおすすめです。

仕事用グッズ紹介:Vol.3【モンブラン ボールペン】仕事用グッズ紹介の第三弾。今回はモンブランのボールペン。ペンは書ければとりあえずOKですが、いいものを1本持っておくとテンションも上がりますし、一生使うことも可能です。...

詳細は後述しますが、インクの吸入方式がそれぞれ異なりますのでモンブランの場合はその辺りも選ぶポイントになるかと思います。

インク吸入方式

モーツァルト ⇒ カートリッジ
クラシック ⇒ カートリッジ/コンバーター両用
ル・グラン、149 ⇒ 吸入式

万年筆の選び方

一番よい選び方はお店に行って実物を見て触れることです。ネットで購入される方も多いとは思いますが画像やスペック表、レビューなどではわからない部分がたくさんあります。

デザイン

基本的には好きなものを選べばよいと思いますが仕事用の場合は地味目なものを選んだ方が無難かもしれません。私の場合は緩めな業界ですので気にしていませんが、職場環境や上司といった周りの雰囲気を考慮して選んでください。
下の写真のように割と色鮮やかな商品も多いので目移りするかもしれませんが、1本目はブラックがおすすめです。

デルタ ドルチェヴィータデルタ社 ドルチェヴィータ

重量

長さと太さは数値だけでもなんとなく想像できますが、重量やキャップを後ろにはめたときの重量バランスは持ってみないとわかりません。
こだわる方はこの辺りが気に入らないと使わなくなってしまいます。
私の場合は多少気になってもすぐ慣れるのでそこまでシビアに考えていません。

長さ&太さ

長いのはいいとして短いと本当に書きにくいので注意が必要です。キャップを後ろにはめると大体のものは問題ないのですが、意外とキャップをはめずに使うこともあります。
キャップをはめなくても書きづらくないサイズ感のものを選んでみてください。
また、キャップを後ろはめると跡がつきやすいのでお店ではご自身の判断でやらないよう気をつけてください。
太さに関してはある程度太めの方が格段に書きやすいです。会社や自宅だけで使用するなら太めのものをオススメしますが、持ち運びする場合はペンケースやジャケットの内ポケットを圧迫するのであまり太くないものをオススメします。

ペン先

モンブラン ペン先
ボールペンと同様に万年筆もペン先の太さが選べます。メーカーによって異なりますが、基本はEF(極細)、F(細字)、M(中字)、B(太字)です。われわれ日本人は漢字を書くので太めのペン先はおすすめしません。
選ぶのであればEF~M、初めての1本であればEFかFでいいと思います。
ただ問題があって同じ太さのものでもメーカーによって、さらに同一メーカーでも個体差があることもあります。購入後、どうしても気に入らない場合は調整できますので購入店に相談してみてください。
※こういうこともあるので購入は文具店がおすすめです。

インクの吸入方式について

先程少し触れましたが、吸入方式は3パターンあります。

モンブラン カートリッジ/コンバーター両用式コンバーター装着状態

吸入式

吸入式はボトルに入ったインクをペン先から吸い上げることで万年筆内部にインクを補充する方式です。ザ・万年筆といった感じで皆さんがイメージする万年筆はおそらくこちらの方式です。

カートリッジ式

カートリッジ式はインクが入ったカートリッジを万年筆に差し込むだけで使用できる方式です。ボールペンと同じようにインクが切れた時は新しいカートリッジを差し込むだけで使用できるので非常にお手軽です。

カートリッジ/コンバーター両用

コンバーター式は取り外しが可能なコンバーター(インクを吸入する器具)を装着し、ペン先から吸入式と同じようにインクを補充する形式です。また、コンバーターを取り外せばカートリッジを装着することも可能なことから「両用式」と呼ばれます。私としては迷ったらこの方式のもの購入するのをおすすめします。

インクについて


各メーカーからものすごい数のインクが発売されています。最初は迷うと思いますが、取りあえずは万年筆と同一メーカーのブラック系かブルー系をおすすめいたします。
違う色や他社インクは万年筆に慣れて楽しめるようになってからでいいと思います。

おすすめの万年筆

いかがでしたでしょうか?少しでも万年筆に興味を持っていただけたならとても嬉しいです。
それでは最後にオススメの万年筆をご紹介いたします。

ラミー サファリ

カジュアルなデザインでカラーも豊富です。値段も3,000円前後と非常に手頃なので万年筆入門用としてもオススメのシリーズです。
※カートリッジ/コンバーター両用式ですがコンバーターは別売となります。

ウォーターマン メトロポリタン エッセンシャル

ウォーターマンは世界で初めて毛細管現象を応用した万年筆を作ったメーカーです。
メトロポリタン エッセンシャルはスタイリッシュなルックスで持つ人を選びません。また価格も10,000円前後と万年筆の中では手を出しやすく、ラミーのサファリはカジュアルすぎるとお思いの方にはこちらがオススメです。

パイロット エラボ―(樹脂軸)

日本が誇る文具メーカー、パイロットの万年筆もオススメです。中でもエラボ―は日本語を書くのに適したペン先の「SEF(ソフト極細字)とSB(ソフト太字)」を選択することができ、「とめ」、「はね」、「はらい」が綺麗に書けると定評があります。金属軸もありますが、軽い樹脂軸がオススメです。

ペリカン スーベレーンM400

一度はこの縦縞を目にしたことがあるのではないでしょうか?そろそろ本格的な万年筆が欲しいと思っている方やギフトなんかにも最適です。カラーバリエーションが豊富かつ、限定カラーもありますので沼の入り口になってしまうかもしれませんが……
ただ、吸入式しかありませんのでカートリッジを使いたい方は注意してください。

モンブラン クラシック

こちらは私が愛用しているものです。完成されたデザインで所有欲も満たしてくれる、そんな万年筆です。もちろん書き味も素晴らしく自信を持っておすすめできる1本です。

モンブラン 149

最後にご紹介するのはキングオブ万年筆「モンブラン 149」です。圧倒的な存在感と手にフィットする太軸。大きいので持ち運びには不向きですが買って後悔しない1本だと思いますよ。
私は何かの節目で買おうと決めている1本です。

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