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個人旅行はメリットがたくさん!【フランス・イギリス旅行記:計画・準備編:Vol.1】

2020年のゴールデンウィークはコロナの影響でどこにも行けず、時間があるので写真の整理などをしていました。昨年のゴールデンウィークに訪れたフランス・イギリスの写真を懐かしいなと思いつつ眺めていたのですが、せっかくなので備忘録的にブログにアップしておこうと思いこの記事を書き始めました。
ツアーなのか個人旅行なのか、現地での服装やマナー、そしてチップやSIMのことなど、みなさんが旅行される際に気になることもお伝えできればと思います。

目次

まずは行先と方法

2019年のゴールデンウィークは平成から令和への移行のタイミングということで超大型連休となりました。有給が取りにくいサラリーマンにとってはまたとない海外旅行のチャンスです。

行先の選定

カゲヤマ家(妻と私だけです)での決定方法は各々が行きたいところを1~3位まで書いて、せーので見せ合うことから始まります。新婚旅行のときはお互い1位に書いたのがイタリアでした。今回もお互い1位にパリと書いてかぶったのでパリに決定です。

ツアー?それとも個人旅行?

行き先が決まったら次はどうやって行くかです。やはり海外となると不安なのでツアーにしようかと考えてしまいます。しかし、ツアーはタイムスケジュールが決まっている団体行動ですので制約も多いです。プランの中に行きたい場所が入っていなくてどうでもいい場所が入っているというのも珍しくありません。また、ここを見学するのに時間はこれだけ?といった時間配分に関する不満もあります。
今回はパリということで言葉の不安もあり、気持ちはツアーに傾いていました。ですが、「好きな場所に好きな時間に行ける個人旅行がいい、何とかなる」という妻の言葉で個人旅行にすることに。
結論から言うと、自分たちですべて組んだ個人旅行にして 大正解  ・・・ でした!

ネットでほとんどの情報を得ることができるので難しいということはありません。私が思う個人旅行のメリット・デメリットをまとめましたのでご覧になっていただければ個人旅行もいいかも!と思ってくれる人が増えるのではないかなと思います。

個人旅行のメリット・デメリット

・スケジュールはすべて自分の思うがまま
・予定を考えている段階で色んなことを知ることができる
・好きな航空会社で席も選べる
・好きなホテルに泊まれる
・場合によってはツアーより安くなる
・気が緩むことが少なく意外と安全

・トラブルが起きたらすべて自己責任

どうですか?デメリットを超えるメリットがあると思いませんか?
ツアーだとあまり予習はしないと思いますが、個人旅行の場合はすべて自分で調べるのでその国のことについても結構詳しくなります。肌感覚ですが、実際訪れた時の吸収力が違うような気がします。
また、好きな航空会社・ホテルを利用することができるのもいい点です。ここを上手く活用するとツアーより安く旅行できたりします。
団体旅行をされる方の中に「まわりが日本人ばかりだと安心できる」と日本にいる時と同じような感覚になってしまう方がいますが、その考えはとても危険でいいカモになってしまいます。一方で個人旅行の場合はトラブルは絶対に避けたいとの思いから色んなことに注意して行動します。結果、トラブルを未然に防ぐことにつながります。

いやいや、デメリットの部分って結構でかくない?と思われる方もいらっしゃると思います。ですが、実際トラブルってそんなにあるかというと無いですよね?天候やストなどどうしようもないものはあきらめるとして、自分の行動で招くトラブルはほとんどの場合は回避可能です。問題なのはケガや病気ですが、これも発生する可能性は低いと思いますので実際起こってしまったらあきらめるしかないですね。

航空券・ホテルの手配

ツアーの場合は不要ですが、個人旅行の場合はもちろん自分で手配します。今回は大型連休ということで航空券やホテルの価格高騰が予想されるのなるべく早めに取ろうと連休になるのが濃厚になった2018年10月に予約しました。予想通り航空券は激高、ホテルは国外ということもあってか高くはありませんでした。

航空券

私はいつもスカイスキャナーというサイトを使用して航空券を検索しています。スマートフォン用のアプリもありますので使ってみてください。色んな条件で検索できるのでめちゃくちゃ便利です。

ここまで条件を指定できる!

例えば……
出発地:東京(羽田・成田) → 到着地:パリ
出発日:2021年4月29日/現地出発日:2021年5月4日
2名:エコノミー
で検索したのち
直行便・乗継1回・乗継2回以上の中から選択
出発時刻の選択
所要時間
使用する航空会社・アライアンス(航空連合)の選択
価格や出発時刻で並べ替え可能

あとは時間を取るかお金を取るか。直行便は早く着くが価格も高め、乗継がある場合は時間はかかるが少し安く行けます。
パリ直行便の場合はJAL・ANA・エールフランスのどれかです。乗継ぎで行く場合はたくさん検索結果が出てしまいますが、パリ行きでトランジットが短めなのはモスクワ経由のアエロフロート、ソウル経由の大韓航空やアシアナ航空かなと思います。

この時はエールフランスが22:55 羽田発 → 4:30 パリ着という時間を有効活用できるフライトスケジュールでしたので少々高かったですがそれにしました。といっても同じく直行便のJAL・ANAよりは安かったです。復路も他社よりは安かったのでエールフランスを選択しました。海外旅行の際は現地の航空会社(フランスならエールフランス、イタリアならアリタリア)を利用すると搭乗手続きから若干異国感がでてくるのでそれも楽しくて私は好きです。

ホテル

ひと昔前ならちょっと面倒だったホテルの予約も今は簡単にできます。ホテルへのリクエストもGoogle翻訳などを使用すれば英語ができなくても問題ありません。一応、いくつかのサイトを見比べて決定するのをおすすめします。その際は口コミも参考にすると失敗が減ります。みなさんもご存知なサイトだとは思いますが、私がよく利用しているものを下記に張っておきます。

・価格が安いホテルは治安の良くない地区にある傾向があるのでよく調べてください
・タクシーを利用しない場合は駅やバス停が近くにあるホテルが便利です
・フロントが24時間対応してくれるホテルがオススメです
・日本のホテルのようなサービスを求めてはいけません

現地オプショナルツアー

基本的には色んな所に自分たちだけで行くのですが、中にはちょっと難しい場所もあります。この時の旅行ではモン・サン=ミシェルがそれに当てはまりました。パリ中心部から300kmほど離れているということもあり、いろいろと調べてはみたのですがどうにも効率がよくありません。
そんな時は現地オプショナルツアーを利用します。
通常のツアーですと日本を出てから帰ってくるまでがセットですが、現地オプショナルツアーは行った先で参加する半日や1日だけの限定ツアーです。行きたい場所が少し離れていたり、何度も乗り継がなければ行けない場所の場合はオプショナルツアーを上手に利用しましょう。
 

通信手段

海外Wi-Fiレンタルサービスを利用するか、現地で使用できるSIMを入れて使用するかの2択になると思います。提携通信会社の電波を利用する国際ローミングという手段もありますが料金が高額になってしまいますのでおすすめしません。

海外Wi-Fiレンタル

海外で利用できるモバイルルーターをレンタルして通信します。空港や宅配便などで受取り・返却ができるのが便利な点です。1人1台というよりは家族で1台という借り方をする場合がほとんどだと思いますのでバッテリー残量や使用容量には注意が必要です。


現地プリペイドSIM

現地の通信会社が取り扱っているプリペイドSIMに入れ替えることで通信・通話・SMSが使用できるようになります。SIMフリーかSIMロック解除済みの端末でしか使用できませんので注意してください。現地の空港や通信会社で購入するほか、日本にいる内にAmazonなどで購入しておくことも可能です。
国内にいるのと同じようにスマートフォンを使いたいのでカゲヤマ家では各々1枚ずつSIMを購入して運用しています。レンタルWi-Fiですと色々気にしながら使わなければならないのと充電しなければならない荷物が1つ増えてしまうので私は現地プリペイドSIMの使用をオススメします。行く国や人数、日数にもよりますがレンタルWi-Fiより安く済むケースがありますし、日本にいるときと同じ感覚で使えるのが利点です。

海外旅行保険

現地でのケガや病気が心配な方もいらっしゃると思います。私はクレジットカードの海外旅行保険でなんとかなりそうなので加入しませんが、そういった特典がついていないカードしかお持ちでない場合は旅行保険に加入していた方が精神衛生上いいと思います。

スーツケース

1週間くらいの旅行となると大きめのスーツケースが必要になってきます。買うと結構な額しますし、大きいので場所を取ってしまいます。使用頻度も少ないのでカゲヤマ家ではいつもレンタルで済ませています。
預け荷物には重量制限がありますのでなるべく軽いものを選んで詰められる量を増やしましょう。個人的にオススメなのはサムソナイトのコスモエアライトで、94Lにもかかわらず2.6kgしかありません。
繁忙期ですとスーツケースが出払ってしまいますので、予約が可能になったら早めにおさえておきましょう。


スケジュールを組もう

旅行ガイドやブログを参考に日程を組んでいきましょう。とりあえず行きたいところを書き出して地図に印を入れていきます。

フリーパスチケットがあるかチェック

観光地には大体フリーパスチケットがあるのでチェックしておきましょう。使える範囲や日数で金額が異なりますのでその辺りも要チェックです。

休館日・休業日のチェック

多くの美術館は休館日がありますのでチェックしておきましょう。
と、ここで問題発生!日本人にはあまり馴染みがありませんが5月1日はメーデーです。パリは多くの施設が休みとなり、デモ+暴動が発生する可能性もあります。1日のんびりするのもいいですが、せっかっくなので代替案を考えます。

カゲヤマ家の代替案

お隣イギリスは5月1日でも通常営業
せっかくなので日帰りでロンドンへ!(飛行機 or 電車?)
今回はユーロスターでドーバー海峡を渡ることに
※半年前から公式サイトで予約可能
※日本語の方がいい場合はレイルヨーロッパというサイトで購入可能

早い段階で予定を組み始めたおかげで慌てることなく組み直すことができ、さらにもう1か国行くことができるので楽しみが増えました。

情報が揃ったらスケジュール表を埋めていこう

チェックした情報をまとめて実際にスケジュールを組んでいきます。Googleのスプレッドシートなどを使うとスマートフォンでチェックできますし、家族で共有もできるので便利です。
混雑が予想されるルーブル美術館やベルサイユ宮殿は朝一番に持ってきたり、フリーパスチケットを遊ばせてしまう日を作らないようにしたりと工夫しながら組んでいきましょう。

楽しみに待ちつつ情報収集を

ここまで終わったらあとはその日がやってくるのを待ちながら少し勉強もしておきましょう。訪れる国の言語や文化や習慣を知っておくことは快適な旅行を楽しむためには必要不可欠です。
また、デモや政治情勢など時事的なものは外務省のサービスたびレジに登録しておくとメールで情報を送ってくれるので便利です。

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