スーツのパンツの折り目(センタークリース・センタープレス）、これがバシっとキマっていると見栄えが全然違います。しかしながら折り目を維持するのが難しいこともあってか、なおざりにされている方がほとんどだと思います。確かに穿くたびにアイロンがけをするのは面倒ですから気持ちはわからなくもないです。
私は15年ほど前に、泊まったホテルに設置されていたズボンプレッサーを見て「これは便利だ！」と即購入してからずっと使用しています。現在使用しているのは5年ほど前に購入した2代目なので初代は10年ほどもちました。
今回はそんな面倒なズボンのプレスをやってくれ、あなたのスーツスタイルを格上げしてくれるアイテム「ズボンプレッサー」をご紹介します。
目次
ズボンプレッサーとは
その名の通りズボンをプレスしてくれる電化製品です。購入したばかりのときやクリーニングから戻ってきたときにズボンの中央にビシっと線が入っていると思いますがアレを簡単に付けるものです。またひざ裏のシワをある程度伸ばしてくれます。アイロンで付けてもいいのですが準備に時間がかかったり上手く仕上がらなかったりします。それに対しズボンプレッサーだと揃えて挟むだけなので手軽です。
ズボンプレッサーの必要性
クリ―スの無くなったパンツはやはり見た目がよろしくありません。特にひざ裏はクリ―スが無くなりやすいうえに横ジワがたくさん入ります。そのまま穿き続けるとシワが深くなりクリーニングに出さないと復元できない状態になってしまいます。定期的にプレスをしておけば見栄えを保てます。
では本当に必要なのかと聞かれたら、アイロンで代用できるので必ずしも必要ではないと思います。ですが先述した通り、揃えて挟むだけなのでお手軽です。
私は隠れた「時短家電(ズボラ家電)」だと思っています。
ズボラだけどスーツはビシっと着たいと思っているアナタにこそピッタリなアイテムだと思います。
メリット・デメリット
一番大事なところだと思いますのできっちりお伝えします。
・慣れれば誰でも簡単に仕上げることができる
・挟んでスイッチを押すだけなので30秒あればOK
・置くスペースが必要
・コツが必要
・プレスが完全に無くなった場合は使いにくい
・薄手のパンツしかプレスできない
・股やお尻の部分はアイロンがけが必要
・生地が傷む可能性あり ※後述します
自分で書いていてデメリット多いなぁと思いましたが、私にとってはその2点のメリットさえあればOKなのです。
気になる「生地が傷む可能性あり」ということについてですが、”ズボンプレッサー ウール”で検索するとウールの風合いが損なわれるのでズボンプレッサーは使用しない方がいいという記事を見かけます。ですが、私の場合はひじやお尻の部分が擦れてテカる方が先なのであまり気にせずズボンプレッサーを使用しています。
※ズボンプレッサーは自己責任でご使用ください。
選び方
需要がないのでしょうか、価格.comで検索したところ2020年3月現在で15機種しかヒットしませんでした。国内で購入可能なものは下記の3社の製品のみです。
・CORBY(コルビー)・・・イギリス
・TOSHIBA(東芝)・・・日本
・TWINBIRD(ツインバード)・・・日本
ではどうやって自分に合ったものを選んでいけばいいのか。
メーカーごとに温度が微妙に違ったり、はさみ方が違ったりするのですが、プレスをするのが目的なので私としてはそんなに差は無いと思っています。こんなこと言うと怒られそうですが10年ほど前の製品が普通に出回っているのを考えると機能もそんなに進化していないでしょう。もはやサイズ感とデザインの好みで選んでいいと思っていますし、実際私はデザインで選んでいます。
まとめ
・クリーニング
・アイロン
・ズボンプレッサー
多くの人はクリーニングかアイロン、もしくはその両方で対処されていると思います。頻繁にクリーニングに出せばコストもかかりますし、アイロンは手間がかかるうえに若干の器用さも求められます。
初期投資とスペースの確保は必要ですが、ズボンプレッサーを使うという選択肢を追加することは悪くないのではないかと思います。それぞれのメリット・デメリット部分を考慮しながら上手に使い分ければお金と時間の節約につながるのではないでしょうか。
次回、私が使用しているズボンプレッサーのレビュー記事を載せておきますので興味がある方はぜひ読んでみてください。
